こんにちは!もえ(moe2017uk)です。
これから国際結婚を考えている方、
複合姓って聞いたことありますでしょうか。
(ダブルネームと言われることもあるようです)
ひとつになっている姓のことだよ〜
例えば・・・
「山田 もえ」さんが
「ジョセフ ウィリアムズ」さんと結婚するとします。
(ウィリアムズが姓)
この場合、
複合姓は「山田ウィリアムズ」です。
(ウィリアムズ山田も)
※ミドルネームではなく、
すべて「Surname」に含まれます
この記事では、
私が複合姓にしたときの手続きを中心に紹介します。
お急ぎの方は、下のContentsからお好きな項目に飛んでくださいね!
私は、複合姓が良いとも悪いとも思いません。
必要な人には、
「複合姓という選択肢もあるよ〜」と思っています。
不便に感じることがあり複合姓へ変更しているので、
総合的に判断して私は複合姓にして良かったと思っています。
だからといって、複合姓にしたら「人生が180度変わったぜ!YEAH〜!」ということもありません。笑
夫と話し合って複合姓にするという選択肢を考えたときに、検索しても情報が少なかったので、必要としている人の役に立てればなと思って書くことに決めました。
Contents
国際結婚は夫婦別姓でもOK

私は、
日本で生まれ育った日本人。
夫は、
ブラジルで生まれ育ったイタリア系ブラジル人。
(イタリアとブラジルの二重国籍)
日本では国際結婚の場合、
夫婦別姓が認められています。
私たち夫婦の場合、とにかく結婚の手続きにかけられる時間が限られていたという理由で、結婚当初は夫婦別姓でした。
(私たちはブラジルで生活していますが、
日本の役所から婚姻の手続きを始めました)
忙しかったよね。
手続きが計画通りにいかないんじゃないかっていつも心配だったよ!
今思い返しても、日本の市役所のSさんがいつも丁寧に優しく対応してくれたおかげで無事に手続きが完了したな〜と感謝しています。

(ブラジルから必要書類の質問などを何度も何度もメールしていました。面倒くさかっただろうな〜・・・苦笑)

どこで複合姓の手続きができるの?

複合姓の手続きは、
家庭裁判所で行います。
結婚の手続きをしてから6カ月以内なら、
役所で変更できるんじゃないの〜?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
複合姓の手続きは(結婚の手続き完了から)
6カ月以内であっても家庭裁判所で行います。
ちなみに、
国際結婚で複合姓に変更をしたい場合、
「氏の変更」という項目で審判されます。
そうです。
複合姓を許可するかどうか決めるのは、裁判官です。

したがって、希望したら全員が
複合姓わっしょ〜い!
というわけにはいかないので、注意しましょう。
手続きに必要な書類は?

共通するものもありますが、
必要書類は一人ひとり異なります。
一度書類の提出をしてから、
と家庭裁判所から指示があることもあるようです。
(私たちは追加で提出が必要な書類はありませんでした)
参考程度ですが、
私が複合姓に変更したときに提出した書類は以下の通りです。
- 申立書(裁判所のWebサイトにフォーマットあり)
- 戸籍謄本(原本)
- パスポートのコピー
- 社員証のコピー
- 資格証明のコピー
※この他に収入印紙を購入します
④・⑤の書類についてですが、
私たちの場合は複合姓に変更したい理由のうちのひとつに仕事も関わっていたので、社員証・資格のコピーも提出しました。
ただ、裁判所から提出の指示がある前に出したので、④・⑤の書類が実際に必要だったかはわかりません。
手続きにはどのくらいかかるの?

申立書などの書類を送る段階〜
裁判所から確定証明書が届くまでは
およそ1ヶ月程度の期間を要しました。
管轄の裁判所やご夫婦によって違いがある可能性もありますので、
裁判所へ電話等で聞いてみることが確実かと思います。
裁判所へ出向き、面談をする場合もあるようです。
手続きの主な流れ

私は複合姓への変更を郵送にて行いましたが、その手続きのおおまかな流れをご紹介します。
- 申立書・必要書類などを家庭裁判所へ送る
- 裁判所から最終確認のような質問事項が書かれた書類が届く
(本当にあなたの意志で複合姓への変更を希望していますか、など) - 上記の書類の質問に回答し、裁判所へ送る
- 裁判所から審判書謄本が届く
- 確定証明書の申請をする
- 裁判所から確定証明書が届く
④の審判の通知が届いてから2週間は不服申し立てが可能な期間なので、確定証明書の申請はできますが、裁判所が確定証明書を発行できるのは2週間後(以降)です。
理由はどう書いた?

家庭裁判所に提出する申立書には、
なぜ複合姓への変更を希望するのか理由を書く欄があります。
この記事の最初にもお伝えしましたが、
日本では国際結婚の場合、夫婦別姓が認められています。
また、結婚の手続き完了から6カ月以内であれば、
役所にて相手の姓に変更することも可能です。
(夫婦同姓になる手続きができます)
ですので、
夫婦別姓でも夫婦同姓でもなく
なぜ複合姓なのかを明確に書けると良いのかな?と思います。
私は理由を書く上で以下の点に気をつけました。
- 裁判官は夫婦のことを何も知らない第三者なので、とにかくわかりやすく伝わるように!
(就職活動のエントリーシートを思い出しました・・・)
- 具体的なシチュエーションを交えながら、複合姓でなければならない理由を書く。
- 現在 複合姓でないためにここが不便!、
または、将来複合姓でないとこんな時に困る!ということを明確に伝える。
私の場合は、理由が複数あったので申立書の理由の欄におさまりきらず、A4用紙を別紙で提出しました。
(裁判所のかた、読むの大変だったかな・・・?)
許可がおりたら、次にすることは?

戸籍の姓を変更
裁判所から確定証明書が届いたら・・・
審判書謄本と確定証明書を持って役所へ行き、戸籍の姓の変更手続きをしましょう!
戸籍の手続きを済ませたあとは、
- パスポート
- ビザ
- 運転免許証
- クレジットカード
- 銀行口座 など…
の名前の変更手続きをする方が多いかなと思います。
結婚当初 私たちは夫婦別姓で、ブラジルのCartório(第一登記所)においても夫婦別姓として婚姻の手続き済みでした。
そのため、複合姓に変更後は日本の戸籍だけでなく、ブラジルのCartórioでも『氏を変更しました』という手続きをしたのですが、それが思ったよりも面倒くさかったです。。。

現在ブログの更新が停滞中ですが、後々その流れも追記したいと思っています。
まとめ:手続きは大変?

国際結婚の複合姓についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
複合姓の手続きが大変かどうか聞かれたら、
国際結婚の手続きより
断然スムースでストレスフリーだった!
と答えると思います。
また、最初にもお伝えしたとおり、私は複合姓について良いとも悪いとも思いません。
しかし、国際結婚後の姓について考えている方に
- 複合姓という選択肢もあるよ
- このくらいの期間で変更手続きが完了したよ
ということを知っていただきたいなと思いました。
「国際結婚」と一言で言っても、
住んでいる国や、家族関係(それぞれの家族の考え方)など・・・
一人ひとり本当に環境がまったく異なります。

国際結婚をしている方、これから国際結婚を考えている方に(もちろんそうでない方も😉)、少しでもこの記事がお役に立てれば嬉しいです。
一人ひとりに合った最良の選択ができますことを願っています。
読んでくださり、ありがとうございました。